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第3回スノードロップ定期演奏会(2019/4/28)


 会場は今年も「区民ひろば千早」でした。  1回目から定期演奏会で利用させていただいている「区民ひろば千早」は地域のコミュニティ―スペ―スとして、"子育てひろば"から"高齢者のためのスペ―ス"など、地域の誰もが利用できる施設として活動が展開されている場です。  私たちスノードロップの地元でもある豊島区内のこのような場で、スノードロップ楽団が演奏会を通して、会場にいる全ての人たちとの楽しい時間を共有すると同時に、スノードロップのことを一人でも多くの方々へ伝えられていくことは、とても大きな意味を持っていると思っています。

 この「区民ひろば千早」は、以前は高齢者の集う施設として「要町ことぶきの家」という名まえの時もありました。

 私が今、楽団の活動で演奏に使っているフル―トを子どもの頃に買ってくれた祖母も「要町ことぶきの家」を生前に利用させていただいた一人でした。 祖母が元気だった頃、よく「"ことぶき"に行ってくるわね」と、楽しそうに出かけて、同世代の方々と「要町ことぶきの家」でカラオケなどを楽しんでいました。もう30年は前のことでしょうか。  今はすっかりリフォ―ムもされてキレイになった会場のお部屋も、当時は床が畳でした。そこに座って祖母も集まった方々と一緒にカラオケを楽しんでいたのだな~と想像してしまうのです。  「区民ひろば千早」と名まえを変えて生まれ変わったこの場で、祖母から買ってもらったフル―トを吹いて定期演奏会に参加していることに、なんだか不思議な縁も感じています。

今年の定期演奏会も楽団メンバ―皆、気合い十分!  練習を重ね、様々な演出も考え、本番を迎えるまでに気持ちも高まっていきました。

 司会は今年も前半が大塚先生、後半が亜希子さん。お二人とも、スノードロップの最高の理解者で、安心して司会をお任せできる頼りになる存在です。

 怜大君のこと、スノードロップの活動のことなども会場の皆さんへお話してくださっていました。お二人のお話に、ほっこりとした気持ちになったり、思わず笑わせていただいたり。でも、「マイクをいつか自分に向けられるのではないか💦」という不安(?)も、少しだけありました。

 オ―プニングには、"ゆいま―る"の演奏でした。昂大君の奏でるギタ―の音と ち―ちゃんの歌声で、会場を和やかな空気が包みました。演奏してくれた"ル―ジュの伝言"を聴いていて、私の緊張していた心もリラックスさせてくれていました。

 今回も"リズム体操さくら"さんたちのダンスが所々に加わり、さくらさんたちの若々しくハツラツとした姿も演奏会を盛り上げてくれたのでした。

 楽器ごとのアンサンブルは前半に披露させていただきました。  アンサンブルでは一人ひとりの楽器の音が全体で演奏する時よりも目立ちますが、全体演奏とはまた違った楽しみ方ができるのがアンサンブルですね。

 楽団劇場では、よしえちゃんのアンパンマンと神谷君のバイキンマンが会場を笑い声でいっぱいにしてくれました。

 前半と後半の間の休憩時間の中で、トロンボーンを演奏する一成君にスポットを当てて、メンバ―の めいちゃんが"スナックIssei~Isseiがお好きでしょ?"と題した楽譜を作成してくれました。なかなかム―ドいっぱいで素敵な曲です。

 九州へと仕事が転勤になっても定期演奏会と芋煮会には、いつも参加するために東京へ戻って来てくれる一成君です。もちろん、本番に向けてしっかりと練習もしてきてくれています。怜大君も一成お兄ちゃんに再会できることに大喜びですが、私たちメンバ―皆も一成君との再会はとても嬉しいものです。

 後半は年齢的に先輩となる方々に馴染みのある曲を多く演奏しました。きっと「要町ことぶきの家」だった頃に、集まった方々がカラオケで歌われていた曲もあったのではないでしょうか?

 後半の一曲目は「刑事ドラマ・テ―マ集」をまず演奏しました。ソロで演奏する人たちは、それぞれ自分のソロを演奏する場面でサングラスをかけたのですが、皆、なかなか決まっていました。

 アンコ―ルではドリフメドレ―を演奏しました。懐かしい「8時だよ全員集合」で流れていた様々な曲の中で、楽しい演出もいろいろとありました。

 ち―ちゃんと 楓ちゃんの"早口言葉コ―ナ―"では二人の息もピッタリ。客席の方々にもご協力いただきました。

 髭ダンスでは、大塚先生、神谷君、昂大君が衣装を着て、楽しいダンスを披露してくれて、会場中が手拍子と笑いの渦でした。

 当時、お茶の間のテレビの前でドリフを見ていた頃の記憶がよみがえります。会場の楽しそうな皆さんを見ていると、一つの大きな茶の間で皆が仲良くドリフを見て楽しんでいる姿に感じられました。

 コンサ―トの最後に、事務局長の城さんから挨拶の言葉をいただき、「豊島区は安全安心で23番目の都市」とのことだそうです。スノードロップの想いが少しずつでも広がり、さらに誰にとっても安全安心な住み良い場となってくれることを願ってやみません。

 今回の定期演奏会では車イスの方々も聴きにきてくださり、小さな子どもたちも最後まで会場で演奏会を楽しんでくれていました。

 これからも誰にも安心して帰って来て、一緒に仲良くドリフを見られるお茶の間のような存在にスノードロップがなれたらいいな~と思うのでした。

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