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四谷第六幼稚園コンサート


 2019年3月5日(火)。この日は四谷第六幼稚園でのコンサートでした。  私の職場でもあります。  日々、子どもたちの素直でキラキラした眼差しと純真な心に触れていると、ふとスノードロップの優しい怜大君の心から溢れ出る、周りの人たちを穏やかな空気に包んでくれるような眼差しとが重なり合うように感じるのです。

 今回の四六幼稚園でのコンサートは、昨年の2月に行ったのに続いて2回目です。子どもたちは怜大君のことを覚えてくれているかな?  コンサートでは子どもたちや先生方だけではなく、出来れば多くの保護者の 皆さんにも聴きに来ていただきたいと思っていました。  子どもを連れて登園して来られる時間からコンサート開始までは一時間もありました。そこで幼稚園の了解を得て、保護者の方々にはコンサート会場となる遊戯室で待っていただけるようにさせていただきました。  これで帰宅されてから、再びコンサートのために幼稚園へ来ていただくというご負担をかけずに済みました。  会場で待っていてくださる間、怜大君を中心にコンサートの準備を進めている私たち楽団メンバーの様子を見ていただいている中で、スノードロップの想い、活動の主旨に触れていただける良い機会になるのではないかと思いました。  また会場で待っていてくださる保護者の方々には、朝、子どものお弁当作りや登園のための支度、様々な家事の合間に子どもと一緒に登園され、子どもを幼稚園へ預けられた後、少しホッとひと息ついていただけたらと、コンサートとは別に音楽のプレゼントができたらと思いました。

 そこで実現したのが、コンサート開始前に行った芽ちゃんの素敵なピアノの演奏とメンバー全員で演奏した“ひまわりの約束”でした。  芽ちゃんは以前放映されていたドラマ【コウノドリ】の挿入曲“Baby,God blessyou”を演奏してくれました。会場で聴いてくださっていたお母さん方の多くは下のお子さんを一緒に連れていたり抱っこしたままだったりと、まだまだ全くお一人の時間を楽しまれるとはいかないことも多いかとは思いましたが、芽ちゃんのピアノの演奏の間、お母さん方のお顔には優しく子どもを慈しむ母親の表情を拝見させていただきました。楽団メンバーも私ももちろん、芽ちゃんの優しいピアノの音色にうっとり聴き入り、コンサート前の穏やかなひと時を味わうことができました。  続く“ひまわりの約束”は過去に芋煮会でも演奏した曲でした。最近では殆ど演奏することがなく、全員でそろって合わせての練習もしておらず、一体どうなることやら・・・との心配も多少はありましたが、実際に皆で演奏してみるとその心配をもワクワクと楽しむ自分が心の中にいて、終わってみるととても楽しい演奏でした。

 司会はくろちゃんが引き受けてくれました。上は21歳の息子さんを筆頭に三人の子どもの子育てを経験されているくろちゃんには、幼稚園の子どもたちやお母さんたちに語りかけてくれている姿に安心感を覚えさせてくれる存在です。

 怜大君のお母さん美香ちゃんの挨拶では、「怜大君のこと覚えている人―」 の声に、たくさんの子どもたちの「はーい!」と元気な声と真っ直ぐにのびた 手が挙がってくれました。

 楽器紹介のコーナーではコンサートの演奏とは別に、それぞれの楽器を持ったメンバーが楽器の音を聴いてもらうために、子どもたちが知っている曲を短いメロディーで吹いてくれました。その時の子どもたちの反応の良いこと! すぐに一緒に歌ってくれたのでした。

 アンパンマンのコーナーでは、神谷君の扮するバイキンマンと由絵ちゃんのアンパンマンの寸劇もありました。神谷君の熱演するバイキンマンに、会場中が大笑い。そして由絵ちゃんの元気なアンパンマンの声と一緒に皆で「アーン、パーンチ!」。幸せな笑いの渦に包まれたひと時でした。  後半の“エビカニクス”“おどるポンポコリン”では、子どもたちも立ち上がり、跳びはね、元気に踊って歌ってくれました。

 予告していた曲が全て終わると、子どもたちからすぐさま一斉に「アンコール」の声があがりました。  アンコールで用意していたのは“USA”。  聴きに来てくださっていたお母さん方からも、「わあー」の声。当然、子どもたちも皆、総立ちとなって踊ってくれたのでした。「カーモン ベイビー アメリカー」の所は、特に揃って跳びはね、声を出して歌ってくれる姿の元気の良いこと!

 コンサートが終わり片付けを始めるメンバーの周りには、子どもたちが寄っ て来て興味津々に楽器を見ていました。そんな子どもたちに優しく対応してく れたメンバーの皆さん、ありがとうございました。  後日、幼稚園では子どもたちが遊びの時間に、空き箱を使って思い思いに楽器を作っている姿が見られました。

 この3月はあと数日で四六幼稚園を卒園していく5歳クラスの子どもたちや、引越しなどで他の園へ転園していく子どもたちも数名いるお別れの月でもあります。次年度に一つ年上のクラスへ進級する子どもたちとともに、様々な所で一人一人の子どもたちの心にスノードロップ楽団のコンサートが四六幼稚園での思い出の一つとして残り、また、美香ちゃんからの「これから先、怜大君と同じような人に出会った時、お話が出来ない人でも、その人にもいろいろな気持ちを持っていること。皆の気持ちも分かること。気持ちが伝わっていること。仲良しの気持ちを持って欲しい」というメッセージが子どもたちの心に届いて欲しいと願うのでした。

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