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「友の里」演奏会vol.7(2019/1/26)

 1月26日、デイサ―ビス「友の里」さんへおじゃましてきました。こちらも何度かお呼びいただいている所です。  客席の中に、以前おじゃました時と同じ方が元気にいらっしゃるのを見つけると、とても嬉しくなります。

 準備も早々に出来上がり、楽団メンバ―も椅子に座ってスタンバイ。客席の皆さんも着席されて聴く準備万端。・・・でも予定の開始時間より少々早くて、楽団メンバ―と客席の皆さんとでお顔を見合わせてニッコリ。  私のすぐ目の前に座られていた方も、優しそうな微笑みをこちらへ向けてくださっていました。思わず私も持っていたフル―トで記憶を頼りに「この曲は喜んでいただけるかな?」と思われるメロディ―を吹いてみました。

 私がエレクト―ンを習っていた子供の頃、父が買ってきた本(写真より)の中から、よく父からリクエストされて弾いた曲でした。吹き終えると、目の前に座って聴いてくださっていた方が、優しい笑顔で頷いてくださいました。

 今、大好きなスノードロップ楽団の皆さんと一緒に活動し、懐かしい曲を演奏している時、ふと私自身が子供の頃に、父からリクエストされてエレクト―ンを弾いていた時に、嬉しそうな顔をしたり、自分の思い出と重なる曲には涙をしながら聴いてくれていた父の顔や、エレクト―ンの音に気が付き、お酒のおつまみを持って遊びにやって来て、父と一緒に聴いてくれた隣近所のおじさんたちの顔を思い出して懐かしくなることがあります。

 スノードロップ楽団が演奏会でおじゃまする特養ホームやデイサ―ビスでは、若い職員の方々も多く働いていらっしゃいます。その方々が時には演奏会では司会をしてくださり、私たちの演奏を予定している曲について、よく調べてくださっていて本当に感心させられます。  そんな若い方々の心にも、私たちの演奏する懐かしい曲が受け入れられ、施設を利用されている方々と心から共有できる音楽となってくれたなら、私たちもとても嬉しく思います。

 良い音楽はいつまでも歌い継がれ、残っていて欲しいものです。そんな懐かしさを感じさせてくれる音楽に、ン十年も経った私にとって、今もこうしてスノードロップ楽団で演奏できることに喜びを感じています。

 この日の「友の里」での演奏会が終わり、メンバ―の美香ちゃんが、よしえちゃんのトランペットの音に感激して見せてくれた涙に、私も楽団メンバ―同士お互いの音に寄り添いながら、一緒に演奏できるスノードロップの仲間がいる幸せを改めて感じさせていただいたのでした。

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