ニチイホームたまプラーザ演奏会(2018/9/23)
今回の記事はフル―ト担当の吉田が書かせていただきました。 9月23日(日)、スノ―ドロップ楽団は初の神奈川県進出を果たしました。場所は川崎の“ニチイホ―ム たまプラ―ザ”です。この日はこちらのホ―ムでお誕生日会が行われ、その中で演奏をさせていただくというものでした。
こちらでのコンサ―トが実現したきっかけなのですが、私の二人の子どもたちが卒業した高校に、同級生として同じ学校に通っていた生徒さんのお母様(豊島さん・とよしまさん)の職場がこちらの“ニチイホ―ム たまプラ―ザ”さんでした。また偶然にも、スノ―ドロップメンバ―でありクラリネットを担当しているのんちゃんのご自宅の
近くということもありました。 そのようなご縁で、クラリネット担当のす―ちゃん、サックス担当の美香ちゃんに豊島さんからの演奏依頼のお話をしたところ、二人は「(演奏に)行こうよ!」とその場でお返事をしてくれて、私も二人の気持ちがとても嬉しかったです。
その後私は豊島さん、9月23日のホ―ムでのお誕生日会を担当されていた職員の染谷さんと何度か連絡をとらせていただき、打ち合わせを重ねていきました。その時、スノードロップの想い、活動の主旨、怜大君のこともお伝えし、ご理解をしていただきました。
当日はメンバ―のほとんどがまとまって車で行き、電車組のメンバ―も最寄駅まで、自宅が近いのんちゃんが車を出して送迎を引き受けてくれました。更にのんちゃんは事前に近くの回転寿司屋さんに予約をしておいてくれたおかげで、メンバ―揃ってホ―ムへ伺う前に昼食をとることができました。
またコンサ―ト本番の前の楽団練習の場では、サックスのきよみちゃんから「近くに有名な美味しい食パンのお店があるよ」との情報で、メンバ―皆、「食べた―い!」ということになりました。早速、コンサ―トの日にちに合わせて食パンが購入できるように、なかなか繋がらない電話にもくじけずに、何度もチャレンジをして電話でお店に予約をしてくれたきよみちゃんでした。
この日はコンサ―トの他にもいろいろな楽しみができて、まるで遠足気分でした。 ホ―ムに着くと、染谷さんをはじめ職員の皆さんが私たちを暖かく迎えてくださいました。 コンサ―ト会場でもホ―ムを利用されているたくさんの方々が、私たちを待ってくださっていました。
最前列にお座りのお二人の女性の方々は、仲が良さそうに私たちの演奏の合間におしゃべりをされていたり、私たちに向かって、「すごいわね。懐かしい」と笑顔で話しかけてくださいました。伺うとお一人は94歳だとか!とてもそう見えず、若々しく演奏に合わせて唄ってくださっていました。
事前に楽団で用意し、お配りさせていただいた歌詞カ―ドをコンサ―トが始まる前は、気難しそうに見ていらした男性の方は、最初は表情を変えることなくジっと演奏を聴いてくださっていたのですが、何曲か終わった後、「懐かしい。いいですね」と、おっしゃってくださいました。 後ろの方では、演奏に合わせて踊ってくださっていた方の姿 も見られました。
会場にいらしたたくさんの方々が、私たちの演奏をとても懐かしそうに楽しんで聴いてくださっている様子が、私たちも演奏をしながら感じることができて、この日もとても楽しいコンサ―トとなりました。 司会を引き受けてくださった職員の染谷さんもコンサ―トを盛り上げてくださり、感謝でいっぱいです。
<手作りの誕生日ケーキがお披露目されました>
最初にこちらのホ―ムでのコンサ―ト依頼のお話をいただいた時、豊島さんから「利用者さんたちが演奏を聴いていて、30分持つかどうか・・・」と心配されていました。打ち合わせでは演奏時間は40分程度でしたが、結局、演奏させていただいた時間はもう少し延びてしまったものの、会場の皆さんは最後まで楽しそうに聴いてくださっていました。この日も本当に楽しいコンサ―トでした。
そして今回、初めて たまプラ―ザまで足を運んだことで、「いつもメンバ―ののんちゃんは、この道のりを毎回、スノードロップ楽団の練習やコンサ―トのために通ってくれていたのだ」と感じました。そんな のんちゃんに感謝です。 この日は他にもメンバ―の一人一人に感謝の気持ちを改めて感じた一日でもありました。 こんな素敵な仲間たちの集まるきっかけを作ってくれた怜大君にも感謝です。