夏休み、スノードロップイルカツアー(前編)
●イルカに会いに
夏真っ盛りの8月16日と17日の2日間にかけて、我々一行(皆川家+みおちゃん&さん)は、伊豆へと小旅行に出かけました。 今回の旅の目的の一番は、「怜君が、イルカと一緒に泳ぐ!」というものでした。 ……が、しかし、天候は時として意地悪をします。 台風の影響で波のうねりが高く、イルカとの遊泳は中止となってしまいました。 中止の連絡があったのが、前日の午前。 納得できない気持ちはあったものの、とりあえずイルカの近くまで行ってみよう。もしかしたら、ミラクルが起こるかも?!という、持ち前のO型らしい根拠のない前向きさで出発しました。 このときのメンバーは、実にみおちゃんとちゃあちゃん以外は、みんなO型でした。 16日の朝9時。皆川家の車と、レンタルした赤パッソの2台に乗り込み、出発です。
●何にでも効く薬!?
伊豆へと向かう途中に、ちょっと寄るところがありました。 それは、小田原のういろう屋さんです。 ういろうと言っても、おかしの外郎ではなく、薬のういろうです。 なんでも、胃痛、食あたり、二日酔い、さらには頭痛などの万病に効くという薬なのだそうです。 普段、薬を扱う私ですが、そのような薬の存在を知らなかったので、(学校でも習いませんでした!)興味津々でした。 駐車場には、東京や関西地方のナンバーなどの車もたくさん止まっていました。 この幻の薬を求めて、全国から人が集まってくるのです。 一人5000円の箱を2つまでという限定感も、さらに購買意欲を刺激します。 私は控えめに、3000円の箱をひとつ購入しました。 鈍く光る銀色の粒たちは、よく効きそうな姿をしていました。 伊豆に行く前の、ちょっとしたオプショナルツアーに、旅の始まりの楽しさを感じました。
●イルカとご対面
小田原を出て、熱海を過ぎ、伊豆に到着しました。 途中、ママの妹さんご家族とも合流しました。 「ドルフィンファンタジー伊東」というところが、今回のドルフィンヒーリングコースを行っています。発達障がいや肢体不自由など特別な手伝いが必要な人とその家族対象のプログラムです。 もしかして泳げるかも……という期待を抱いていましたが……残念。波は明らかに高く、危険を感じました。 ほかのコースの人たちは、高い波の中でも泳いでいました。 しかし怜君の場合、安全を保証できないということで、交渉もむなしく中止は覆りませんでした。 少し離れたところで、イルカを眺めました。
怜君は、少し残念そうでしたが、でも、いつもの笑顔でした。 近くでイルカを見られたのは、うれしかったです。 来年もまた、チャレンジしたいと思いました。 「また会いに来るからね」そう、イルカに約束して伊東を後にしました。