訓練アセスメント&アトリエ村定期コンサートvol.3
<訓練アセスメント>
6月27日、豊島区長崎にある特別養護老人ホーム「アトリエ村」にて、怜大くんの訓練アセスメントと定期コンサート(第3回目)を行いました。
アセスメントとコンサートを同日に行うのは初めての試みでした。
NPO法人ハートピーの小野瀬さん、有元さん、あゆちゃんがアセスメントのために、岡山から来てくださいました。セラピストの亜希子さんも、かりんちゃんとりひと君を連れて、参加してくださいました。
アセスメントは、午前9時半から始まり、楽団メンバーのほかに、訓練ボランティアの方々も集まりました。
前日に怜大くんの身体をみてもらった上で、その評価や新しい訓練の方法、コツを教えてもらいました。
今年の4月から高校生になった怜大くん。
身体も子供から青年へと変化をする時期です。今までよりも、もっと強い力をかけても大丈夫だということ、強いほど喜んで訓練に臨んでくれるでしょうという言葉が印象に残りました。
訓練プログラムの大きな変更はありませんでしたが、今回から新たに、身体の緊張をほぐすためのマッサージが加わりました。首から頭にかけてゆっくりとマッサージしていきます。
そして、訓練をサポートするとき、どこを押さえるとより効果的なのか、どこの筋肉を伸ばすためのプログラムなのかを丁寧に一つひとつ、おさらいしていきました。
怜大くんは、大勢の人に囲まれて、緊張しているかなと思いきや、いつも以上に一生懸命に訓練に取り組んでくれました。余裕の笑顔も見せてくれるほどでした。やっぱり怜くんは本番に強いのかもしれません。
「身体面でも、精神面でも、かなりの成長が見られるね」
と、ハートピーの皆さんにたくさん褒めていただきました。
2才のときから訓練を欠かさず積み重ねてきた怜くんは、着実に逞しく成長しているんだなと改めて感じました。
これからも、怜大くんの成長に合った訓練サポートをしていきたいなと思いました。
アセスメント中の可愛い一コマ
<りひとが寝ちゃって、トイレに行けないよ~>
<定期コンサートVol.3>
アセスメントの次は、午後1時半から定期コンサートが始まりました♪
昭和歌謡など、利用者の皆さまに喜んでいただける曲を中心に、全部で12曲演奏しました。
今回はソロ演奏が多く、それぞれに目立つ場面がいくつもありました。
そして、アトリエ村では初披露の『怜大のうた』を演奏しました。
この曲は、日下部さんが作曲してくださった、私たちスノードロップ楽団のオリジナルソングです。
メロディーの合間の一呼吸に、怜大くんが「ジャラ~ン♪」とギターを鳴らします。
その音を合図に、また次のメロディーが奏でられて、ひとつの曲が紡がれていきます。
優しい旋律に、多くの方々が感動してくださったようでした。
「怜大のうたを聞いて、涙が出てきた」
コンサートのあとに、有元さんがそう話してくださいました。
演奏していても、暖かい気持ちが溢れてきました。
これからも大切にしていきたい曲だなと思いました。
7曲目は「憧れのハワイ航路」です。
施設の方が歌詞カードを用意してくださり、演奏にのせて楽しい歌声が響きました。
<みおちゃんと怜大くんの名コンビです♪>
<前列には木管楽器が並びます>
<後列はパーカッションと管楽器パートです☆>
<日下部さんの指揮に合わせて演奏しました>
1時間のコンサートはあっという間に感じました。
皆様に喜んでいただき、最後にアンコールのリクエストをいただきました。
希望がいくつも挙がり、嬉しいなと感じました。
「きよしのズンドコ節」と「青い山脈」の2曲を演奏し、大成功のうちにコンサートは幕を閉じました。
★おまけ☆
<本番直前の様子(控室にて)>